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精神科・神経科領域の疾病について

こちらでは、精神科・神経科領域の疾病についてのコラムを紹介しております。

コラムは少しずつ追加作業を行っておりますので(未掲載24件)、更新完了までいましばらくお待ち下さい。

精神科/心療内科/神経内科の違い

更新日:2021年12月4日

1.神経内科

心の病というよりも、体の病気としての神経疾患を診る所で、手足やからだの麻卑・しびれなど(脳血管障害や脳や神経の変性疾患などに基づく感覚の異常や運動機能の異常といった症状)を対象としています。

2.心療内科

精神的なストレスのために、体の病気(たとえば胃潰瘍や高血圧、自律神経失調症と呼ばれる諸症状、過換気症候群など)になった場合(これを心身症といいます)、体の症状そのものと、その症状のもとになっている精神的なストレスの緩和を目指して、治療する所です。


3.精神科

精神科は、広い意味での精神障害の全般を扱う所で、心の病の全般をカバーしている所と言えます。ただ、精神障害の場合は、神経内科や他の科で扱うべき病気が原因で精神症状が出ている場合も含めて診ていきますから、その意味では純粋に「精神」だけ扱うわけではありません。そのため「精神科・神経科」や「精神神経科」と表示することがふつうです。


心療内科と精神科のどちらを選べばいいのか?

心療内科でも心身症だけでなく、実際には精神科の対象となる精神障害も含めて診ているところがほとんどです。これは「精神科」や「精神障害」という言葉に対する社会的な誤解や偏見(イメージ)がまだ残っていて、「精神科」の病院やクリニックを受診するのに抵抗があることが関係しているようです。心療内科なら受診するが精神科はイヤだ、という方も多いようです。


いずれにしても自分で、心の変調を感じたら、早めに精神科や心療内科を受診して、適切な治療を受けた方がいいでしょう。また、家族や身近な人が精神障害の可能性がある場合にも、早めの受診をすすめた方がいいでしょう。


特に興奮や行動異常が著しくて、本人が自分で行動をコントロールできないような場合は、入院治療となる可能性もありますから、その場合は精神科の病院へ付き添うなどして受診させる必要があるでしょう。

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