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精神科・神経科領域の疾病について

こちらでは、精神科・神経科領域の疾病についてのコラムを紹介しております。

コラムは少しずつ追加作業を行っておりますので(未掲載24件)、更新完了までいましばらくお待ち下さい。

うつ病の治療について

うつ病の治療は、休養と薬物療法が治療の二本柱で、これをきちんとやれば治ります。

ただ、本人の神経症的な性格が背景にある場合には、治療が長びくことがあります。


いずれにしても「気力で治す」「考え方をかえれば治る」「がんばって治す」といった考え方は間違いで、へたすると本人を自殺にまで追いこんでしまうこともありますので、責めたり、励ましすぎたりせずに、ゆっくり休むようにすることが大切です。 また、うつ病はいったん治った場合でも、再発する可能性が高い病気ですので、治った後の治療の継続(予防的治療)をどうするかは、主治医とよく話し合って、決めた方がいいでしょう。1回のうつ状態が回復するまでの期間は、平均3ヶ月くらいですが、これもかなり個人差があります。


○「うつ」は、よく見られる状態で有効な治療法があります。 ○「うつ」の治療にとってもっとも大切なのは休養で、次にお薬(抗うつ薬)が有効です。 ○「うつ」の治る過程は一直線ではありません、   一進一退を繰り返しながら改善に向かいます。 ○「うつ」の治療薬(抗うつ薬)について  ▶ 効果が出るまでに1~2週間かかります。  ▶ 主な副作用は、

   従来の治療薬:ねむけ、口渇、便秘、排尿障害、立ちくらみなど。

   新しい治療薬:ねむけ、嘔気、嘔吐、頭痛など。  ▶ 副作用は、通常は1週間で軽くなります。  ▶ 副作用が出ても無断で薬をやめずに、必ず医師に相談してください。  ▶ 治療薬を服用中は飲酒を控えて下さい。  ▶ 抗うつ薬には依存性はありません。

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